相続51 遺言書保管法３条

（遺言書保管官）
第３条　遺言書保管所における事務は、遺言書保管官（遺言書保管所に勤務する法務事務官のうちから、法務局又は地方法務局の長が指定する者をいう。以下同じ。）が取り扱う。

(e-gov法令検索)
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=430AC0000000073_20200710_000000000000000&openerCode=1
（法務局における遺言書の保管等に関する法律について）
http://www.moj.go.jp/MINJI/minji03_00051.html（イメージ）

甲
「遺言書保管官の規定だね」
乙
「保管官の読み方は？」
甲
「国会審議の動画を見た限りでは『ほかんかん』と発音しているね」
「いつまで動画が視聴できるかはよくわからないけどね」

乙
「保管官は、遺言書をどの程度見るの？」
甲
「968条の方式に合っているかとかを、形式的には審査するらしいね」
乙
「保管できたから遺言が適法・有効というわけではないの？」
甲
「そうとは限らないね」
「実質的な内容については、審査権限がないからね」
乙
「登記官の審査権限※と似ているね」

民法（未施行改正あり
（自筆証書遺言）
第９６８条  自筆証書によって遺言をするには、遺言者が、その全文、日付及び氏名を自書し、これに印を押さなければならない。
２  前項の規定にかかわらず、自筆証書にこれと一体のものとして相続財産（第９９７条第１項に規定する場合における同項に規定する権利を含む。）の全部又は一部の目録を添付する場合には、その目録については、自書することを要しない。この場合において、遺言者は、その目録の毎葉（自書によらない記載がその両面にある場合にあっては、その両面）に署名し、印を押さなければならない。
３  自筆証書（前項の目録を含む。）中の加除その他の変更は、遺言者が、その場所を指示し、これを変更した旨を付記して特にこれに署名し、かつ、その変更の場所に印を押さなければ、その効力を生じない。

（動画について、衆議院・参議院のインターネット審議中継）
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

※最判昭和３５年４月２１日民集１４巻６号９６３頁
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=53622

（相続道の歩き方ｐ264）
http://www.skattsei.co.jp/search/062928.html
（潮見詳解相続法ｐ430）
http://www.koubundou.co.jp/book/b415899.html